· 

③チャンタブリサファイヤ鉱山

③チャンタブリ・サファイヤ鉱山の続き

 

サファイヤ鉱山の地主が所有している土地面積は小高い丘から見渡せる範囲全てがそうらしい。東京ドーム2~3個と表現すればわかりやすいでしょうか。

 

 

ここは、どちらかと言えば大き目の原石を採掘しているます。

※原石を研磨後ルースサイズは、5キャラット以上らしい。40キャラット超えのルースも時々採掘されるようです。

 

 

今回、久し振りに鉱山を訪れ、鉱山夫の話によれば、昔のように採掘できなくなっているようです。

気温は36度

じっとしていても吹きだす汗💦

  ⇑  ⇑ 

採掘後のサファイヤ鉱山

 

   ⇑    ⇑

シャベルドーザーで削り、大型ダンプカーに乗せる。

土は赤茶色で、柔らかい土質だから容易に採土できます。

大量の水と共に、大型回転選別機にかけます。

  ⇓  ⇓

数年前に訪れた採掘場所は、500~600メートル移動していました。

  ⇑   ⇑

鉱山近くの原石市場

 

採掘された原石を販売している旧家

 

ここでは、観光客どころかタイ人以外見かけたことがない市場。

 

午前6時から10時頃まで毎日やっている。

 

※この日は11時頃だったから誰もいない

 

 

昔、タイのルースと言えば、綺麗ではないルビー、サファイヤしかないと言われていました。

 

戦後の日本の急速な発展とともに、宝石を買いたい需要に押され、タイ産の安価な宝石ルースを日本のバイヤーがこぞって買い付け、同じデザインのリング、ペンダントを量産して、日本国内のいたるところで販売していたのです。

 

時代は移り過ぎ、バブルの時代は、綺麗でないタイ産宝石でも大きめなルースの周りに、ダイヤモンドを二重、三重に飾り付け、高額で販売された時代も筆者は経験しています。

 

では、現在のチャンタブリ鉱山事情は、どうなっているかと言えば、イエローサファイヤしか採掘してません。

綺麗でないタイ産ルビー・サファイヤは、スリランカ産とアフリカのモザンビーク産ルビー・サファイヤ、ミャンマー産に取って代わっています。

 

では、現在ここで採掘しているルースは?

 

タイ語名:バンカチャ

 

いわゆるイエローサファイヤです。

 

イエローサファイヤは、日本人はあまり好きではない色なので、殆ど需要はありません。

 

でも、このサファイヤを好んで買い付ける国のバイヤーがいるのです。

 

その国は、インド人と一部の欧米人バイヤーです。

 

※インド人バイヤーは、綺麗でないルビー・サファイヤも大量に買い付けています。

 

 

鉱山視察をすれば、ジュエリーへの思いがより強くなります。

 

是非!!体験して下さい。

 

 

筆者が書いている外部サイトのブログを読んでもらっているクライアントさんと来月(2018-7月)に鉱山視察をアテンドします。

 

⇓  ⇓ 外部ブログサイトへ

http://hamada999bangkok.blog.fc2.com/blog-entry-20.html